英語の先生方、レッスンお疲れ様です!
子供英語講師歴10年のブログ管理人です
こんな気づきがあった書籍をご紹介します
『読みたいことを、書けばいい。』田中泰延さん 著
この本は、文章の書き方、「文章術」について書かれています
英語講師の仕事の話ではありません
ですが、
「そうか!レッスンでも同じことだ!」
と、数々の著者の言葉が心の真ん中にストンとおさまりました

結局、文章も、教えることも、
「何かを人に伝える」
という点では同じこと
なんよね
では、「そうか~!」と思った5つのポイントについて紹介します
自分が面白い!楽しい!と思えることを
本書では、「自分が読みたいものを書く」ことで「自分が楽しくなる」ということを伝えたい。
はじめに 自分のために書くということ より
自分がおもしろくもない文章を、他人が読んでおもしろいわけがない。
だから、自分が読みたいものを書く。
先ず、ここですぐにガツンときました
教えている自分が楽しくレッスンをすれば、生徒も楽しくなる
だから、自分が参加したいと思えるレッスンをする
このように私には読めました
無駄をなくす
文字が多い本は、それだけで読みたくなくなることはよく知られている。
序章 書いたのに読んでもらえないあなたへ より
大切なことは文字が少ないことである。
本書は、できるだけ文字を少なくし、無駄な記述を徹底的に排除したつくりになっている。
これは言い換えれば、
ということではないでしょうか
特に、子供に英語で伝える場合、簡単で短い表現に徹する必要があります
そして、無駄に説明するよりも、「やってみせる」ほうが何倍も分かりやすいものです
私は、レッスン時のホワイトボードの見やすさにもこだわるようになりました
文字は少なく!
言葉の実体をつかんでいるか
その単語に自分がはっきりと感じる重みや実体があるか。
第1章 なにを書くのか ことばを疑うことから始める より
自分自身がその言葉の実体を理解することが重要で、そうでなければ他人に意味を伝達することは不可能なのだ。
これは、英単語に置き換えると耳の痛い話ではないでしょうか?
知らない単語を辞書で調べただけで済ませていないでしょうか?
自分がよく理解していない言葉は、生徒に聞かれても説明できませんよね
あるとき文章の中で wheelbarrow という未知の単語をみつけました
辞書の意味は「手押し車」
でも、イメージが湧かずに画像検索しました
そこでやっと、自分の見たことのある「手押し車」を見つけ、
英単語 ⇒ 日本語 ⇒ 実際の物

言葉とイメージがやっと一致しました
もし、画像検索せずに「手押し車」という辞書の意味だけで分かった気になっていたら、
英単語 ⇒ 日本語 ⇒ ???
日本語に訳すことはできても、実物を見てwheelbarrow とは言えないままだったでしょう
相手の役に立とう
商品を開発し、発売する依頼主から仕事への思いを聞き、その商品や企業をまず好きになること。
広告の書き方 商品と企業を本気で愛する より
依頼してくれて、報酬を払ってくれる相手の役に立ちたいと願う事。
それはプロフェッショナルな代理人に必要な基本的資質である。
この部分では、次のように読み換えました
各家庭には、それぞれ違った英語学習への考えがあります
- 学校の勉強で困らないように・・・
- 本人が楽しむことをさせたい・・・
- 将来、海外留学させたい・・・
- 親が英語が苦手だったので、とにかく英語ができるようにしたい・・・
そんな想いや希望を丁寧に聞き、それぞれの子どもの目標達成に貢献したいと思っています
良い仕事を続けよう
悪い言葉を発すると、悪い言葉は必ず自分を悪いところへ連れてゆく。
第4章 なぜ書くのか 文字がそこへ連れてゆく より
良い言葉を発すると、良い言葉は必ず自分を良いところへ連れてゆく。
私はそのことを知った。
田中さんは、
自分が書くものなどだれも読む人はいないだろうが、それでも書いているうちに、思いもしなかった場所に立つことになった
、と仰っています
新人講師時代、生徒が続けて辞めてしまったり、英語もなかなか思うように話せず、自分に自信が持てませんでした
それでも、喜んで通ってくれる生徒に励まされてレッスンと英語の勉強を続けてきました
その結果、
- 会社の優秀講師賞に選んでもらえた
- イベントで責任のある仕事を任されるようになった
- 講師仲間から信頼されるようになった
- 生徒がレッスンを継続してくれている
- 引継ぎではなく、新規の生徒が来てくれる
という良いことが起きています
これからも、目の前の仕事を一つずつ丁寧にこなしていきたいと思います
まとめ
田中泰延さん 著
『読みたいことを、書けばいい。』
からの英語講師としての気づきについて書いてみました
・自分が面白い!楽しい!と思えるレッスンをしよう
・シンプルで分かりやすい伝え方をしよう
・言葉の実体を理解して使おう
・生徒、保護者の役に立てることを喜びとしよう
・自分を信じて良い仕事を続けよう
どんな仕事にも通じる読み方があるかもしれませんね
最後までお付き合いいただきありがとうございました
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