- 講師デビューして、ベテラン先生からレッスンを引き継ぐことになった
- 生徒が馴染んでくれるか心配
- いいクラスが運営できるか不安
新人先生の場合、一から生徒を募集するよりも、既存のクラスを引き継ぐ場合が多いです
その時に、誰でもこんなふうに不安になるものです
でもちょっとした工夫で、クラスに早く溶け込むことができるので、安心してください
この記事では、私の経験から、コツをお教えします
自己紹介レターを事前に渡そう
自分から先に、「こんな人間ですよ~!」と自己紹介しましょう
知らない人に会うのは、誰でも不安だからです

どんな雰囲気の先生だろう?
うちの子供と気が合うかしら?

怖い先生だったらいやだな~
と、保護者の生徒も落ち着かないはずです
私は、B 5ほどの紙に手書きでイラスト付きの自己紹介レターを書いて、初対面の保護者に渡しています
内容は
- これまでの略歴好きなモノやコト
- 英語に対する思い
- レッスンポリシー
などです
これをきっかけに、会話も生まれます
私はミュージカルが好きです
そこで、最近見た演目のタイトルを書いたら、
「うちも親子で観てきました!」
と、あるお母様から話しかけてもらえました
それをきっかけに、その生徒が音楽が好き、他にピアノを習っている、なども知りました
生徒の名前を早く覚える
自分の名前を読んでもらうと、不思議と親しみを覚える
そんな経験は誰にもあると思います
新しい生徒の名前も、なるべく早く覚えます
もし名前を覚えることが苦手なら、名札を必ずつけてもらいましょう
間違った名前で呼ばれると、生徒は気分を悪くします
生徒の既習表現を把握する
初めてのスクールで、初めて見る教材なら、担当する生徒が今までに習った英語を必ず把握しておきます
既習表現なら、それを引き出してあげるのも大切だからです
一番いいのは、全コースの学習表現をなるべく早く確認すること!
何年生の生徒がどんなことを学習するのか、自分が担当しないコースも含めて、全部確認できれば言うことありません
ちょっと大変ですが、これが把握できれば、レッスンの質がグンとあがるはずです
初回レッスンはリラックスした雰囲気作りが最優先
初回のレッスンで一番心がけて欲しいのは、とにかく生徒がリラックスしてレッスンを楽しめるようにしてあげるということです
いきなりテキストの内容に入ったりせずに、
- ペットの話
- 通っている園、学校の話、
- 好きな事、もの
こんな身近な話題で講師に親近感を持ってもらうのがおすすめ
自分の話を聞いてもらえるなら、生徒は喜んで話し出します
クラス内ではオールイングリッシュがルールなら、レッスン前にでも、是非、雑談してみてください
必ず生徒との距離が縮まります
自分のファンを新たに作って行けば大丈夫!
自己紹介して、
生徒の名前と既習表現や指導法が身に着いたら、あとは自信を持ってレッスンスタートです!
もう、前の担当の先生のことは気にしない!
自分のカラーを出していきましょう
私の周りを見ても、
- 落ち着いた雰囲気でしっかりしたレッスンの先生
- おおらかで声の大きい元気な先生
- 優しい声と雰囲気の先生
と、いろんなタイプの先生がいて、どの先生にもしっかり生徒がついています
自分の個性であなたのファンを作って下さいね
日々、レッスンを磨いていこう
講師としてレッスンをスタートしても、そこからさらに勉強が始まります
- どうして生徒が集中してくれないんだろう?
- なかなか声が出ないのはどうしてだろう?
- 楽しい雰囲気が作れない・・・
こんな風に悩んだら、一つずつ改善です
できることはたくさんあります
一学習者として英語を勉強する
講師と言えども英語の勉強は必要です
特に、オールイングリッシュでのレッスンには、会話力の維持が必要です
そこで私が続けているのがオンライン英会話レッスン
教室で使う英語はワンパターンなので、積極的に勉強しないと、使わない英語はどんどん忘れてしまいます

先生も勉強してるよ!って生徒に言いたいですしね
クラスルームイングリッシュに慣れることも、あなたのレッスンの質を上げてくれます
口から自然に出てくるまで練習してみてください
先輩のレッスン見学
新人のうちは、積極的に先輩のレッスンを見学させてもらってください
その時には、自分なりのレッスンプランを立てておき、先輩のレッスンとの違いを見つけてください
自分に足りないものに気付くはずです
指導内容以外にも、
- 声のトーン
- 目線の配り方
- レッスンを進めるテンポ
など、レッスン見学は大いに参考になります
自分のレッスンをみつめよう
自分のレッスンを先輩に見てもらう
人に見られるのは緊張しますが、素直な気持ちで

~~がうまくできないので、見てください!
と頼んでアドバイスをもらいましょう
自分のレッスンをビデオカメラで撮る
これも良い方法です
自分の姿勢や目線はどうなっているか、へんな口癖はないか、意外なことに気がつくかもしれませんよ
鏡の前でレッスンの練習をする
簡単ですが、これだけでも効果はあります
- テキストの持ち方は見やすか
- ジェスチャーはわかりやすいか
- 口の形はしっかり見えるか
いろいろチェックできます
継続あるのみ! 経験が自信につながる
私からの最後のアドバイスは、

努力を重ねていけば、必ず時間と経験が解決してくれるよ!
ということです
- 1年目 ⇒ 分からないことの連続であっという間
- 2年目 ⇒「去年やったぞ~!」という経験ができる
- 3年目 ⇒「あ、これならわかる!」という感覚が生まる
- 4年目、5年目・・・だんだん余裕が生まれる
英語講師は経験でスキルが上がっていく仕事です
継続すればするほど経験値が増え、自信がついてきますよ
クラスを引継いで軌道に乗せるまでのまとめ
新人の先生が、クラスを引き継いでから順調にレッスンするためのヒントをまとめます
- 自己紹介レターで積極的に自己開示する
- 生徒の名前をしっかり覚える
- 生徒の既習表現を把握する
- 初回レッスンではリラックスして生徒との距離を縮めよう
「この先生好き!」
「また来週もレッスンに来たい!」
と思われれば、こちらのレッスンにも熱が入り、よい循環が生まれます
読んでくださった先生の順調なスタートを応援しています!
最後までお付き合いくださりありがとうございました
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