読み書きの基礎に! アルファベットカードでの遊び方【13通り】

レッスンTips

子ども英語講師歴10年のブログ管理人です

どこの教室にもアルファベットカードがあると思いますが、活用できてますか?

26文字の名前と音を覚えることは英語の読み書きの基礎! なぜなら、

  • 知らない単語も推測で読めるようになる
  • 日本語にはない音が身に付く
  • 発音が良くなる
  • 小学校でローマ字を習っても、英単語がローマ字読みにならない

というメリットがあるからです

アルファベットカードは、とことん利用しかない!

そこで、この記事では色々なゲームを紹介します

生徒は、遊んでいる感覚で、アルファベットの文字と音の関係を覚えてしまいますよ

基礎をしっかり作って、将来の読み書きが得意な子を育てましょう!

私が英語学習のプロとしてお手伝いをしている「スピークバディ英語学習Q&A」でも、幼児の英語学習についての質問が多く寄せられています

そちらでも、私はアルファベットカードをおススメすることが多いです

今回は、アメリカ School Zone Publishing から出ている下の画像のカードを使って具体的に遊び方をお伝えしますね

片面に文字
もう片面にイラスト

目的:26文字の名前を聞いて覚える

カードを使った活動をご紹介するまえに、AからZまで26のアルファベットの名前に親しむには、やはりこの歌がベストでしょう

「キラキラ星」のメロディーに乗った、良く知られた歌です

Kids TV 123 / The ABC Song

歌によって少しづつ節回しや歌詞が違いますが、大差ないと思います

幼児でも一緒に歌っているうちに、すぐ覚えますよ~

ゲームの目的:26文字を見て、名前と形を覚える

カードと一緒に歌ってみよう

歌を覚えたら、メロディにのせてカードをめくってみましょう!

爆弾レターは言っちゃダメ!

こんな風に、「歌っちゃダメなアルファベット」決めておくと、めちゃくちゃ集中して歌えますよ

アルファベットかるた(文字に親しむ、名前、形を覚える)

はじめは、おなじみの「かるた」です

文字が見えるようにカードを床にばらまき、聞こえた名前の文字をとります

複数人いれば、一番早くとった人がカードをもらえます

同じかるたゲームでも、

  • ハエたたきを使う
  • カードにクリップを付け、マグネットをつけた釣竿で釣りゲームにする
  • カードを的にして、ボールやお手玉を投げる

このようなバリエーションでさらに楽しめます

Find the Missing!  (なくなったカードを当てるゲーム、目的は声に出すこと!)


文字が見えるようにカードを床にばらまきます

子どもに目をつぶらせておき、講師がカードを一枚とってかくします

なくなったカードを言い当てられた人が、そのカードをもらえます

複数人なら、誰が早く言えるかを競います

とにかく、声に出してみることが目的
間違っても気にしない!

Put the Cards in Order! (アルファベットの名前と順番に親しむ)

文字の面を上にしてばらまかれたカードを順番に並べるゲーム

どのぐらい早く並べられるか、タイムを競っても楽しい

どのゲームも、はじめからたくさんのカードを使わないのがおすすめ!
AからGまで、AからNまで、と、少しずつカードを増やすと徐々に難易度が上がります

小文字でも同様に

Encampment game(陣取りゲーム)! (アルファベットを早く言って敵陣へ進め~!)

文字が見えるようにしてカードを一列にずらっと並べます

スタート!で両端から一人ずつが文字を読み上げながら進み、出会ったところでジャンケン!

負けたら、自分が出発したところへ戻って再出発

早く敵陣へ到達した方が勝ちです

小文字でも同様に

「ジャンケン」が勝敗を左右するところがミソ
なぜなら、英語力だけでは勝てないからです!
これなら誰もが楽しめますね♪

勝負がつかないことが多いので、私はタイムを測ったり、音楽を1曲流して制限時間を作っています
知らないうちに大きな声が出て盛り上がるゲームです

ゲームの目的:大文字、小文字のペアを覚える

Match Letters! (大文字と小文字のペアを作ろう)

大文字と小文字の学習が終わってからできるゲーム

大文字と小文字のカードを混ぜてばらまきます

同じアルファベットでペアを作れたらカードがもらえます

Match Letters! (かるたゲームで)

まず大文字のカード広げておきます

講師は手元に小文字のカードを持ち、1枚だけ見せます

子供は対応する大文字のカードを取ります

小文字カードも同様に

ゲームの目的:文字と音の組み合わせに親しむ

リズムに乗って、歌おう、言ってみよう! (文字と音の組み合わせを知る)

カードの表
同じカードの裏

A is for Apple

B is for Bee

と、チャンツのように聞かせたりリピートさせると、文字と音を結びつけて覚えられます

YouTube にもアルファベットソングがたくさん出ていますので、保護者におすすめできます
子どもに観せるなら、歌っている人の口の形が見える動画がおすすめ!

クイズ (文字と音の組み合わせを考える)

十分に練習できたら、A is for ? と、クイズにしても楽しい!

早く言えたらカードがもらる、というルールなら、子どもは先を競って言いますよ

ゲームの目的:文字から音を推測する

Match Letters and Pictures ! ①

文字と音のつながりを学んだらできるゲームです

カードを絵が見えるようにばらまきます

講師は、次のいずれかのアクションをします

  • 文字のカードを一枚見せる
  • 文字の名前を聞かせる

上の写真の例なら、講師が

  • b のカードを見せる
  • 「ビー」と文字の名前を聞かせる

子どもはその音で始まる絵のカードをとります

複数人なら、かるたの要領で、早くわかった人がカードをもらえます

ゲームの目的:音から文字を推測する

Match Letters and Pictures ! ②

文字が見るようにカードをばらまいておきます

絵のカードを1枚見せるか、言葉を聞かせます

子どもはその言葉の始めの音を表す文字を取ります

上の写真の例なら、講師が

  • fox のカードを見せる
  • 「fox」と聞かせる
  • [F]の音を聞かせる

複数人なら、かるたの要領で、早くわかった人がカードをもらえます

ゲームの目的:同じ音で始まる言葉がわかる

Match Pictures !

絵が見えるようにカードをばらまきます

子どもは同じ音で始まる絵のカードを2枚とります

写真の例は、cat と crab でどちらも C の音で始まる言葉ですね

アルファベットカードを使ったゲームのまとめ

こんなに何通りも遊べるアルファベットカードです

しっかり使わなきゃもったいない!!

もう一度、カードゲームの目的をリストアップしておきます

目的を押さえてカードを使いましょう!

  • 26文字の名前を聞いて覚える
  • 26文字を見て、名前と形を覚える
  • 大文字、小文字のペアを覚える
  • 文字と音の組み合わせに親しむ
  • 文字から音を推測する
  • 音から文字を推測する
  • 同じ音で始まる言葉が分かる


読み書きの基礎はアルファベットから!

ゲームを通して、「文字って面白い!」「英語って楽しい!」そう思う子どもが増えますように・・・

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