子ども英語講師歴10年のブログ管理人です
どこの教室にもアルファベットカードがあると思いますが、活用できてますか?
26文字の名前と音を覚えることは英語の読み書きの基礎! なぜなら、
- 知らない単語も推測で読めるようになる
- 日本語にはない音が身に付く
- 発音が良くなる
- 小学校でローマ字を習っても、英単語がローマ字読みにならない
というメリットがあるからです
アルファベットカードは、とことん利用しかない!
そこで、この記事では色々なゲームを紹介します
生徒は、遊んでいる感覚で、アルファベットの文字と音の関係を覚えてしまいますよ
基礎をしっかり作って、将来の読み書きが得意な子を育てましょう!

私が英語学習のプロとしてお手伝いをしている「スピークバディ英語学習Q&A」でも、幼児の英語学習についての質問が多く寄せられています
そちらでも、私はアルファベットカードをおススメすることが多いです
今回は、アメリカ School Zone Publishing から出ている下の画像のカードを使って具体的に遊び方をお伝えしますね


目的:26文字の名前を聞いて覚える
カードを使った活動をご紹介するまえに、AからZまで26のアルファベットの名前に親しむには、やはりこの歌がベストでしょう
「キラキラ星」のメロディーに乗った、良く知られた歌です
歌によって少しづつ節回しや歌詞が違いますが、大差ないと思います
幼児でも一緒に歌っているうちに、すぐ覚えますよ~
ゲームの目的:26文字を見て、名前と形を覚える
カードと一緒に歌ってみよう
歌を覚えたら、メロディにのせてカードをめくってみましょう!
爆弾レターは言っちゃダメ!

こんな風に、「歌っちゃダメなアルファベット」決めておくと、めちゃくちゃ集中して歌えますよ
アルファベットかるた(文字に親しむ、名前、形を覚える)

はじめは、おなじみの「かるた」です
文字が見えるようにカードを床にばらまき、聞こえた名前の文字をとります
複数人いれば、一番早くとった人がカードをもらえます
同じかるたゲームでも、
- ハエたたきを使う
- カードにクリップを付け、マグネットをつけた釣竿で釣りゲームにする
- カードを的にして、ボールやお手玉を投げる
このようなバリエーションでさらに楽しめます
Find the Missing! (なくなったカードを当てるゲーム、目的は声に出すこと!)

文字が見えるようにカードを床にばらまきます
子どもに目をつぶらせておき、講師がカードを一枚とってかくします
なくなったカードを言い当てられた人が、そのカードをもらえます
複数人なら、誰が早く言えるかを競います
Put the Cards in Order! (アルファベットの名前と順番に親しむ)
文字の面を上にしてばらまかれたカードを順番に並べるゲーム
どのぐらい早く並べられるか、タイムを競っても楽しい
どのゲームも、はじめからたくさんのカードを使わないのがおすすめ!
AからGまで、AからNまで、と、少しずつカードを増やすと徐々に難易度が上がります
小文字でも同様に
Encampment game(陣取りゲーム)! (アルファベットを早く言って敵陣へ進め~!)

文字が見えるようにしてカードを一列にずらっと並べます
スタート!で両端から一人ずつが文字を読み上げながら進み、出会ったところでジャンケン!
負けたら、自分が出発したところへ戻って再出発
早く敵陣へ到達した方が勝ちです
小文字でも同様に
「ジャンケン」が勝敗を左右するところがミソ
なぜなら、英語力だけでは勝てないからです!
これなら誰もが楽しめますね♪
勝負がつかないことが多いので、私はタイムを測ったり、音楽を1曲流して制限時間を作っています
知らないうちに大きな声が出て盛り上がるゲームです
ゲームの目的:大文字、小文字のペアを覚える
Match Letters! (大文字と小文字のペアを作ろう)

大文字と小文字の学習が終わってからできるゲーム
大文字と小文字のカードを混ぜてばらまきます
同じアルファベットでペアを作れたらカードがもらえます
Match Letters! (かるたゲームで)

まず大文字のカード広げておきます
講師は手元に小文字のカードを持ち、1枚だけ見せます
子供は対応する大文字のカードを取ります
小文字カードも同様に
ゲームの目的:文字と音の組み合わせに親しむ
リズムに乗って、歌おう、言ってみよう! (文字と音の組み合わせを知る)


A is for Apple
B is for Bee
と、チャンツのように聞かせたりリピートさせると、文字と音を結びつけて覚えられます
YouTube にもアルファベットソングがたくさん出ていますので、保護者におすすめできます
子どもに観せるなら、歌っている人の口の形が見える動画がおすすめ!
クイズ (文字と音の組み合わせを考える)
十分に練習できたら、A is for ? と、クイズにしても楽しい!
早く言えたらカードがもらる、というルールなら、子どもは先を競って言いますよ
ゲームの目的:文字から音を推測する
Match Letters and Pictures ! ①

文字と音のつながりを学んだらできるゲームです
カードを絵が見えるようにばらまきます
講師は、次のいずれかのアクションをします
- 文字のカードを一枚見せる
- 文字の名前を聞かせる
上の写真の例なら、講師が
- b のカードを見せる
- 「ビー」と文字の名前を聞かせる
子どもはその音で始まる絵のカードをとります
複数人なら、かるたの要領で、早くわかった人がカードをもらえます
ゲームの目的:音から文字を推測する
Match Letters and Pictures ! ②

文字が見るようにカードをばらまいておきます
絵のカードを1枚見せるか、言葉を聞かせます
子どもはその言葉の始めの音を表す文字を取ります
上の写真の例なら、講師が
- fox のカードを見せる
- 「fox」と聞かせる
- [F]の音を聞かせる
複数人なら、かるたの要領で、早くわかった人がカードをもらえます
ゲームの目的:同じ音で始まる言葉がわかる
Match Pictures !

絵が見えるようにカードをばらまきます
子どもは同じ音で始まる絵のカードを2枚とります
写真の例は、cat と crab でどちらも C の音で始まる言葉ですね
アルファベットカードを使ったゲームのまとめ
こんなに何通りも遊べるアルファベットカードです
しっかり使わなきゃもったいない!!
もう一度、カードゲームの目的をリストアップしておきます
目的を押さえてカードを使いましょう!
読み書きの基礎はアルファベットから!
ゲームを通して、「文字って面白い!」「英語って楽しい!」そう思う子どもが増えますように・・・
コメント